報道関係者 各位
ニュースリリース
三宅町とエヴィクサー、訪問時あんしん通知サービス充実に向け連携協定締結
奈良県磯城郡三宅町(町長:森田浩司、以下、三宅町)とエヴィクサー株式会社(所在地:東京都中央区、代表取締役社長CEO:瀧川 淳、以下、エヴィクサー)は、町民の方の個宅を訪問する際に安心して対応いただくための通知システムを開発し、今後の町民サービスおよび民間の訪問サービス等の改善推進施策に活かすため、2022年9月27日に三宅町役場にて連携協定調印式を実施いたしました。
連携協定の概要と実証実験について
本連携協定において、個宅訪問時に安心して対応いただくための通知システムの有効性を図るための実証実験を行います。
三宅町は、どなたでも安心して過ごしやすい町づくりを目指して、とりわけ在宅でお過ごしの高齢の方や障害者の方には、訪問サービスを行なっております。
本実証実験は、エヴィクサーの「音響通信によるあんしん通知システム」を活用し、障害者の方等のお住まいを訪問し行っているゴミ収集サービスにおいて、下記のような取り組みを行います。
連携協定の経緯
三宅町では、三宅町総合計画において「やすらぎのある地域づくり」「安心・安全な環境の整備」を掲げて、あらゆる人権が尊重される社会の実現が求められていることから、地域の理解を促進し、高齢者や障がいのある人などが住み慣れた地域で安心して暮らし続けることができるまちづくりを目指しており、ICT技術の活用により、今まで以上に町民向けの行政サービスの充実を図りたいと考えておりました。
エヴィクサーでは独自開発の音響通信技術を社会実装し、全国映画館でのバリアフリー上映を実現、これまで邦画350作品以上を視聴覚障害者に届けて来ました。大きな投資を必要とせず、今現在で普及している既存設備をうまく活用することが出来る音響通信技術は、エンターテイメントの分野に止まらず、広く行政サービス等にも展開出来ると考えておりました。
三宅町とエヴィクサーとで行政サービスに「音響通信によるあんしん通知システム」を組み込み活用することにより、情報弱者や高齢者・障害者に向けた情報伝達サービスの向上を目指すことで、多くの町民の幸せで健やかな暮らしに繋がることが期待できるため、まずは実証実験として障害者の方等のお住まいを訪問し行っているゴミ収集サービスでその有効性を図り、今後町民サービスおよび民間の訪問サービス等の改善推進施策に活かす検討協議を行っていく運びとなりました。
今後の展望
本実証実験にて訪問時の「あんしん」を提供することの有効性を図りつつ、日常生活においての付加価値向上を目指して、宅配・訪問サービスや見守りサービス等との連携、応用を進めていきます。
エヴィクサーでは「音をもっとうまく使いこなす」をキーワードに、2014年頃から経済産業省や文化庁等との実証実験を経て視聴覚障害者向けに「全国映画館でのバリアフリー上映」を社会実装しました。また、2018年頃から総務省や東京都・横浜市との実証実験を経て、非常事態発生時、視覚や聴覚の障害者や加齢による難聴者、日本語が分からない外国人へ、健常者と同じように発災告知と避難情報を伝えるための「音響通信によるUD防災ソリューション」を開発し2022年10月にリリースして参ります。
視聴覚障害者向け「全国映画館でのバリアフリー上映」の取り組み
https://hellomovie.app/
非常放送のDX「音響通信によるUD防災ソリューション」の取り組み
https://www.evixar.com/archives/13172
本実証実験の取り組みについても、三宅町をモデルとして、全国の自治体へ横展開を図り、さらに多くの人たちの訪問時あんしん通知サービス充実のサポートができる仕組みを目指します。