報道関係者 各位
プレスリリース
エヴィクサー、横浜能楽堂普及公演「バリアフリー能」でスマート・ウェアラブルデバイスにバリアフリー字幕を即時表示させるアプリを制作協力
ACR(自動コンテンツ認識)技術の開発を手がける日本エヴィクサー株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:瀧川淳、以下エヴィクサー)が技術提供をしているサービス「UDCast」の拡張版アプリが、2015年3月21日(土・祝)に横浜能楽堂で開催される公演「バリアフリー能」で採用されることとなりましたので、ご案内申し上げます。
本アプリは、これまで取り組んでまいりました映画や放送番組等への対応に加えて、舞台や音楽ライブ等の生演出に対応し、劇場等の音響設備から流れる非可聴域の透かし音をスマートデバイスやメガネ型ウェアラブルデバイスが認識し、画面に字幕を表示させるサービスです。
電波や無線LANを使用しないため、劇場の設備投資を最小限にする新しいバリアフリーサービスの仕組みとなります。
画像をクリックすると、パンフレットイメージを拡大したPDFファイルがご覧になれます。
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今回提供した技術について
(1)字幕データを、スマートデバイス間を0.1秒以内で情報伝達
透かし音が流れると即座にスマートデバイスに字幕が表示。透かし音の送出を、サンプラー等の設備と組み合わせることで舞台やコンサートで使用可能となります。送出するデータは字幕に限られませんので、スマホをサイリウムにする等、舞台上の演出にも対応可能となります。
(2)透かし送出ソフトウェアによる、字幕データの効率的な送信
PC画面上に字幕用の台詞と透かし音をテーブル上に表示、ワンクリックで透かし音に台詞データを乗せて送出可能となります。
(3)インターネット通信のない環境での情報伝達
通信自体は電波を利用しないため、建物内や電波や無線LANのない環境でも情報伝達可能。また、舞台、ライブ会場等の通話やインターネット通信をさせたくない施設では、機内モード(携帯電話回線、Wi-Fi回線等の電波発信がオフ)でも伝達可能となります。
(4)既存の音響設備のみでスマートデバイスとの同期
専用の音響設備や特殊な音響設備は不要。舞台、ライブ会場等の既存の音響設備のみで情報伝達可能となります。映画館や舞台、野球場等の様々なフィールドで実績があります。
横浜能楽堂普及公演 バリアフリー能
UDCastとは
メディアやコンテンツのバリアフリー化に取り組むNPO法人メディア・アクセス・サポートセンター(所在地:東京都中野区、理事長:山上 徹二郎)が開発し、映画や放送番組向けの字幕や音声ガイドの制作を手掛けるPalabra株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:石原由之)が企画提案、導入のコンサルティングを展開する、スマートデバイス、ウェアラブル端末などのセカンドスクリーン上に、多言語での字幕(文字情報)や音声ガイド、手話映像などを配信するサービスです。
→ UDCast紹介ページ(外部サイト)
メガネ型ウェアラブルデバイスでの字幕表示イメージ
エヴィクサーでは今回の発表を皮切りに、2016年4月に施行予定である「障害者差別解消法」に伴う、公共施設などを中心としたバリアフリー化への対応、また、2020年の東京オリンピック、パラリンピックに向けてVISIT JAPAN構想の中、日本を訪れる外国人へ向けたマルチリンガル対応の課題に対して、ACR技術の活用を更に進めてまいります。
本リリースに関するお問い合わせ先:
- 日本エヴィクサー株式会社 ビジネスソリューション事業部
Tel:03-5542-5855 Fax:03-5542-5856
Another Track(R)(アナザートラック)は、エヴィクサー株式会社の登録商標です。
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