報道関係者 各位
プレスリリース
音響透かし技術を用いた伝統芸能における解説サービスが「新連携計画」に認定
~伝統芸能における機動性の高い多言語舞台解説サービスを開発・事業化~
株式会社イヤホンガイド(本社:東京都中央区、代表取締役:久門隆、以下イヤホンガイド)、株式会社檜書店(本社:東京都千代田区、代表取締役:檜常正、以下檜書店)、エヴィクサー株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:瀧川淳、以下エヴィクサー)の3社が連携して行う事業「伝統芸能における機動性の高い舞台解説サービス※1の開発・事業化(以下、本事業)」が平成29年2月3日付けで「新連携計画(異分野連携新事業分野開拓計画)※2」に認定されました。
歌舞伎・文楽・能楽といった伝統舞台芸能には時代背景の知識や、独特な所作や、分かりづらい表現が多く、観劇者が同時解説サービスを受けることにより理解を深めることができます。従来、解説サービスの導入には字幕等を表示するための有線LANなどの通信設備に高額な初期投資および運用費用が劇場側に必要であり、設備投資ができる大規模劇場以外の劇場に解説サービスを提供できなかったという課題がありました。
本事業はこの課題を解決するため、字幕等を表示するための通信に音響透かし技術※3を採用することで、劇場側は通信設備においては既存のスピーカー設備のみで解説サービスを観劇者に提供することが可能となります。
これにより、大規模劇場以外の劇場に解説サービスを提供でき、本事業における解説サービスの市場規模を拡大することができます。また電波を使わない通信であるため、海外公演にも電波法による規制がなく、本事業の解説サービスを展開することが可能となります。
本事業では、イヤホンガイドが本事業の統括、歌舞伎・文楽に係る解説コンテンツの制作および営業開拓、檜書店が能楽に係る解説コンテンツの制作および営業開拓、エヴィクサーが音響透かし技術およびシステム開発いたします。
イヤホンガイド、檜書店、エヴィクサーは今後、本事業により音響透かし技術を用いて国内のみならず海外で需要が高まる「日本文化」の発信に貢献します。
注釈
※1 舞台解説サービスとは劇場における設備投資を必要とせず、伝統舞台芸能の観劇者がタブレット端末を通して、文字や画像を使った解説(時代背景や演目の意味などを含む)を受けることが出来るサービスをいいます。
※2 「中小企業等経営強化法」(平成28年7月1日施行)に基づいて、中小企業者等が連携して、新商品・新サービスの開発や需要の開拓を図るものです。(経済産業省関東経済産業局参照)
※3 音響透かし技術とは、暗号化したコード(ID)を埋め込んだ非可聴音をスピーカーから送出し、タブレット端末やスマートフォンのマイクでこの暗号化したコード(ID)を取得させる技術であり、スピーカーから暗号化したコード(ID)を埋め込んだ非可聴音を舞台の進行に合わせて送出することにより、暗号化したコード(ID)に紐づいた解説コンテンツを観劇者のタブレット端末やスマートフォンの画面に表示させる技術です。
各社の概要
(株式会社イヤホンガイド)
会社名:株式会社イヤホンガイド
所在地:東京都中央区銀座3-14-1
設立:昭和51年8月
URL:http://www.eg-gm.jp/
事業内容:芸能・競技の同時解説イヤホンガイド・字幕の企画制作及び運営
(株式会社檜書店)
会社名:株式会社檜書店
所在地:東京都千代田区神田小川町2-1
設立:昭和3年6月(創業:万治2年<1659年>2月)
URL:https://www.hinoki-shoten.co.jp/
事業内容:謡本出版、能・狂言関連の出版・音源・映像の制作及び販売
(エヴィクサー株式会社)
会社名:エヴィクサー株式会社
所在地:東京都中央区新川1-17-22
設立:平成16年3月
URL:https://www.evixar.com/
事業内容:「音でみえる 音でつながる 音でたのしむ 音のソリューションパートナー」
エヴィクサーは、音・画像の信号処理に基づくソフトウェア(ACR技術、音響通信、音センシング)と、ネットワーク関連技術の研究開発に取り組む技術者集団です。
音響通信「Another Track(R)」の詳細は下記プレゼンテーション映像でご覧ください。
本リリースに関するお問い合わせ先:
- エヴィクサー株式会社 ビジネスソリューション事業部
Tel:03-5542-5855 Fax:03-5542-5856
「Another Track(R)」はエヴィクサー株式会社の登録商標です。
「Another Track(R)」はエヴィクサーが独自に開発した音響通信ソリューションで、出願中の複数の特許によって構成されています。
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