Press Release
報道関係者 各位
エヴィクサー株式会社(本社:東京都中央区新川1-17-22、松井ビル1階、代表取締役社長CEO:瀧川淳)と、シヤチハタ株式会社(本社:名古屋市西区天塚町4丁目69、代表取締役社長:舟橋正剛)は、生成AI(人工知能)によって偽の画像、動画、音声をつくり出すディープフェイクの悪用防止に向け、資本・業務提携します。
暗号化したデータを埋め込んだ特殊な音(透かし音)と、データベース上に保存されている音源の特徴点(フィンガープリント)技術を使ったコンテンツ保護サービスを展開するエヴィクサーにシヤチハタが出資し、技術開発を後押しします。両社は世界標準の来歴証明規格であるC2PAに準拠したサービスを提供し、「SIGNED SOUND(音のしるし)」(商標登録出願中)の情報インフラを構築します。エヴィクサーは総務省の「インターネット上の偽・誤情報等への対策技術の開発・実証事業」に2024、2025年度と2年連続で採択されており、総務省が3月16日(月)午後に東京・大手町のサンケイプラザで開く成果発信イベントに出展します。
シヤチハタはエヴィクサーの第三者割当増資に応じ、1億1055万円を3月半ばに出資する予定です。エヴィクサーに対する出資比率は6.58%で、第3位の株主となります。シヤチハタは電子印鑑・決裁・契約のシヤチハタクラウド導入実績が110万件を突破するなどデジタルトラスト事業を拡大しており、顧客企業にコンテンツ保護サービスの導入を働きかけます。デジタルトラスト事業の実績を背景にC2PAから認証を受け、来歴証明書「SIGNED SOUND」を発行します。ソリューション管理・運営の国際規格「ISO/IEC27001」の認証をシヤチハタクラウドで取得していることも有利に働きます。
一方、エヴィクサーはC2PAに準拠した仕様で開発を加速します。すでに京都府の協力により「京都府公式」を示す音響透かし情報を埋め込み、京都府知事の記者会見7回分を2025年10~11月にYouTubeで配信しています。この実証試験では、日常的な行政業務に大きな負担をかけることなく、公式情報の信頼性を高める仕組みを導入できる実用性を確認しました。このほか、台湾の大手通信キャリアである中華電信との連携協議を始めています。国際的な通信インフラ上で、詐欺電話対策としてリアルタイム音響透かし技術を応用する場合の技術的課題や有効性について、共同検証を検討しています。また、IPラジオサービス「ラジコ」の配信コンテンツに対してはテスト環境で効果を実証し、放送内容の信頼性向上やコンテンツ制作者の権利保護のメリットを提案しています。
エヴィクサーのコンテンツ保護サービスはウェブ上でシステムにユーザー登録、ログインし、動画データをアップロードすれば、システムが動画の音声に電子透かしを埋め込み、動画の音声から音響フィンガープリントデータを生成します。透かしが埋め込まれた素材をダウンロードし、各種メディアで配信することができます。一方、疑わしい動画がSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)などで話題になった場合には、その動画をダウンロードし、システムにアップロードして透かし検出とフィンガープリントによる一致検索を行います。その結果、透かし検出がなく、フィンガープリント一致もしなければ、生成AIによる動画と判定することができます。エヴィクサーの技術は、「HELLO! MOVIE(ハロームービー)」、「字幕メガネ」といった映画館バリアフリー上映にも生かされています。
映画業界横断、標準化された音響フィンガープリント(音源特徴点)DB運用とアクセシビリティサービス(「HELLO! MOVIE」「字幕メガネ」)
→ 製品・サービス - 「EAF - Evixar Audio Forensics」(AI時代の偽・誤情報対策)
→ エヴィクサー、EAF(Evixar Audio Forensics)が東京都ベンチャー技術大賞「特別賞」を受賞(2025-11-26)
→ エヴィクサーとデータアナリティクスラボ、 音響信号処理を活用した偽・誤情報対策技術に関する共同研究をスタート — 総務省実証事業の一環として研究テーマを深掘り —(2025-09-17)
→ 音響透かしで生成AIによる偽動画を判別、悪用防止へ - エヴィクサーがコンテンツ保護サービス開発、試用プログラムの受け付け開始(2023-12-26)